扁桃炎
お子様や20〜30歳代の方に起こりやすい
扁桃炎とは口蓋垂の左右に一個ずつある口蓋扁桃に、ウイルスや細菌による急性の炎症が起こる病気です。
症状 | 風邪のような症状(高熱や寒気、頭痛、全身の倦怠感、関節痛)と強い咽頭痛が現れ、のどの奥を見ると両脇が赤く腫れているのが観察されます。 |
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検査 | 症状を把握し、扁桃の状態を観察します。血液検査では、白血球の増加や炎症の程度をみるCRP(C反応性たんぱく:炎症や組織細胞の破壊が起こると血清中に増加するたんぱく質)などをチェックし、さらに脱水の状態をみるために尿検査をします。適切な抗生剤を投与するために、扁桃の細菌培養検査を行うことがあります。 |
治療 | ウイルス性の扁桃炎の場合は、一般に風邪をひいた時と同様の治療を行います。解熱剤を服用してよくうがいをし安静にすることで、通常は1週間程度で治ります。細菌性の扁桃炎の場合には、抗生剤の投与が標準的な治療で症状をやわらげるために解熱剤や消炎鎮痛薬、うがい薬などを処方します。 |